ノルウェイの森

映画ノルウェイの森の感想
村上春樹さんの原作小説は昔読んでいましたが、今回映画を見に行くにあたり読み直しました。
昔は男女の仲がなぜこうなるのか、さっぱりわからなくて、なんでこれが世界的に認められている小説なのかぜんぜんわかりませんでした。
主人公のワタナベ君にもまったく共感できませんでしたし。

そして今回映画化されるにあたり小説を読み直してみると、昔はわからなかった感情とか理解できる部分は増えてはいるものの、全体として生と死の間にある男女のメインテーマに、心をゆさぶられたり、大きな感動があるわけではなく、描写表現とかに特徴はあるものの、名作かと言われると微妙だな・・・という感想でした。

そして本題の映画の感想ですが、主人公の松山ケンイチさんの雰囲気、演技、私が小説で感じたワタナベ君のイメージどおりでビックリしました。

女性ファンが多い役者さんだと思うので、今回のこの役を見に来た彼のファンは、どう感じたのでしょうか。役者として好きなら、ワタナベと重なって見えるその演技力に惚れ直し、ミーハー的に男としてファンなら、見たくない場面が多かったのではないでしょうか。

そもそも女性から見たこの映画、小説ってどうなんでしょう。

男から見て、こういう男がモテるのはわかりますし、やっていることもまあそれなりにわかりますけど、女性から見たら、「なんでそうなるの? なぜそこでするの?」となる気がします。

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そのあたりを受け入れられないと、この映画ガッカリ、になってしまうのではないでしょうか。

この映画に出てくる登場人物達の多くは心に傷をかかえているわけですが、実際の世の中もそうなのかもしれませんね。
何かしらの過去のトラウマとか、コンプレックスとか、愛情に飢えてたりとか、孤独感とか、いろんな悩みを人知れず抱えているものなのかもしれませんね。

あれだけ美人に次々と・・・となれば悩みも吹き飛ぶよ、と思うのはきっと単純な男の発想で、そういう流れにならない繊細さを抱えているからこそ、世の女性がほっておかないのでしょうね(笑)

この映画の監督が、トラン・アン・ユンということで、壮絶にガッカリしたアイ・カム・ウィズ・ザ・レインの監督ということで心配しましたが、そこまでヒドくはありませんでした。

日本の美しい四季が場面場面に描かれていますが、美しい映像で、村上さんの描写に負けず、うまく映像化されていた印象を持ちました。

有名な小説の映画化、ということで難しいテーマだと思いますが、まずまず健闘していたと思います。

ただ、原作小説のストーリーも微妙だな、と思う人も多いでしょうから、そういう意味では大衆受けしない映画だと思います。

私にとっては、覚悟していたよりはちょこっと良かった、というところです。

25点

ノルウェイの森あらすじ

(シネマトゥデイより引用)
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007620
ワタナベ(松山ケンイチ)は唯一の親友であるキズキ(高良健吾)を自殺で失い、知り合いの誰もいない東京で大学生活を始める。
そんなある日、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。
二人は頻繁に会うようになるが、心を病んだ直子は京都の病院に入院してしまう。
そして、ワタナベは大学で出会った緑(水原希子)にも惹(ひ)かれていき・・・。


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